大人

Hallo

お久しぶりです。私は将来教科書に載るべく、スイス・チューリッヒの建築事務所にて2022年10月から、一年間のインターンに従事しています。


私が働いている事務所はボスが2人、所員が10人で、出身はスイス、スペイン、ハンガリー、ブラジルと多国籍で、全員母国語と英語、スイスドイツ語を喋ることができます。そして、年齢はボスを含めて44〜32歳で、私は子供のように見られているかもしれません。


そんな英語もろくに喋ることができない日本の若者に対してもみんな優しく、丁寧に接してくれます。本当に人に恵まれていると思います。


事務所のボスや同僚、家のオーナー含めて、みんなかっこいい「大人」です。話す話題や振る舞い、働き方やイベントの楽しみ方など例を挙げればキリがありません。始めは単なる国籍や文化の違いと、自分がヨーロッパに憧れているだけだろうと思っていましたが、日が経ち、徐々にコミュニケーションが取れるようになるにつれて、どうももっと根本的なところにかっこいい「大人」たる所以がありそうだと思うようになりました。


「大人」とは、「大人」と感じる所以は何なのか考えてみます。


辞書には「一人前に成人した人。」とあります。私のの中の辞書では「大人」は「自身の子供である部分を自覚した人」と定義しています。


この定義を用いると、かなり早い段階でほとんどの人が「大人」になります。しかし、これは「大人」の階段の一段目です。自分の子供である部分に気づくたびに階段を一段ずつ登っていくのです。


ここで言う「子供」とは決して「幼稚」という意味ではありません。「子供」である部分とは、自分が無意識のうちにやってしまう習性や癖、考え方でのことです。(「リトルホンダ」の「リトル」に近いのかもしれません。)要するに、自分の中の無自覚な部分をできるだけ減らし、「自分」上手くをコントロールできる人を「大人」だと私は考えるわけです。


子供は漢字からして1人の人間ではなく群れです。対して「大人」は大きな人と書きます。人という字は「2人の人が支え合っている」などと言いますが、私は1人の人間の中に2人の「自分」がいるということだと思います。我慢し耐える自分と、野望に向かって飛躍する自分。


事務所のボスや同僚はその「大人」な部分が働き方や仕事ぶり、人との接し方に表れているのでしょう。さらに「かっこいい」のは多くのこと「知っている」のです。様々な国の言語や文化、あらゆるトピックに対する知識と興味、関心があるように思います。


コントロールするためにモノを知り、知るために自分をコントロールする。


コントロールが効かずダラダラと長くなってしまいました。次からはもっと「大人」な文書を描けるように頑張ります。

あと、早起きします。

 

今日の一曲


DJ HASEBE / ROOM VACATION feat. 唾奇&おかもとえみ


https://youtu.be/riJG618MTLc


自分を全くコントロールできない、非常に「身勝手」な「子供な大人」が描かれています。このリリックを描ける唾奇は相当な「大人」ということでしょう。